※本記事はアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト)を含みます。
先に結論から。4人家族の3日分を9品目そろえると、商品代金の合計は46,429円(2026年8月18日時点の楽天市場の価格・税込。9品目のうち吸水土のう3,300円だけが送料別)です。最低限の3つ(飲料水・非常用トイレ・明かり)だけなら12,219円で置けます。
この記事が扱うのは、家にとどまるための在宅備蓄です。避難所へ持って出る非常用持ち出し袋とは、必要な量が違います。持ち出し袋は背負って歩ける重さが上限になりますが、在宅備蓄は「4人が3日間、家で実際に使う量」で決まります。水でいえば、持ち出し袋に入るのはせいぜい数Lですが、在宅なら36Lです。ここで積んでいるのは後者の金額です。
「4人家族」は、大人4人ぶんの量で積んでいます。水も食料もトイレも、1人あたりの目安を4倍した数字です。子どもがいる家庭では食べる量が減るぶん下振れしますが、そのぶん粉ミルクやおむつなど、大人には要らないものが増えます。乳幼児・高齢者・ペットのいる家庭が何を足すかは、この9品目に入れなかったものにまとめました。
防災グッズは、品目ごとの記事ならいくらでも見つかります。合計金額を出している記事もあります。ところが1円単位の実売価格・送料が込みか別か・パックやセットの単位で出る端数、この3つまで込みで積み上げたものは多くありません。セット品の値段なら出てきますが、中身が4人分に足りているかは別の話です。
この記事は、必要量を公的な資料の目安から出し、そこに楽天市場の実売価格を当てて積み上げたリストです。金額は2026年8月18日に全品目を確認し直しています。表示はすべて税込です。
- 結論:防災グッズ4人家族3日分の在宅備蓄は、商品代金の合計46,429円(2026年8月18日時点)
- 防災グッズ9品目の価格リスト(4人家族・3日分)
- 道具7品目は比較済み、水と食料は相場から置いた概算です
- 防災グッズを買う優先順位|何から買うかは代わりを用意しにくい順
- 予算1万円・2万円・3万円・5万円で、どこまで買えるか
- 乾電池とランタンは、別々に予算を立てると二重に払う
- 防災備蓄を1週間分にするといくら?73,467円(3日分+27,038円)
- 防災グッズの費用はどこを削れるか|安く買う方法と代用の限界
- 市販の防災セットと比べるとどうか|中身が足りているかの物差し
- この9品目に入れなかったもの(と理由)|乳幼児・高齢者・ペットがいる家庭へ
- 手持ちがこれ以上あれば、買い足さなくていい量|期限の目安つき
- 買い物リスト|9品目・46,429円をそのまま持っていく
- 防災グッズの費用に関するよくある質問
- まとめ:在宅備蓄の最低限3つは12,219円、9品目そろえて46,429円(2026年8月18日時点)
結論:防災グッズ4人家族3日分の在宅備蓄は、商品代金の合計46,429円(2026年8月18日時点)
4人家族が3日分をそろえると、商品代金の合計は46,429円です。内訳は、当サイトが品目ごとに4〜6点を比べて選んだ道具7品目で31,992円、これに飲料水36Lが3,997円、食料36食が10,440円を足した額です。表示はすべて税込。9品目のうち吸水土のうの3,300円(3枚入1,650円×2パック)だけが送料別で、残りは送料込みの表示です。この46,429円に送料は入っていません。
公的な資料が目安として示しているのは、金額ではなく必要量です。水は1人1日3L、トイレは1日5回、カセットボンベは1人1週間約6本。金額のほうは、その量を満たす商品を楽天市場で選んだ結果で、選び方を変えれば変わります。
いちばん重いのは食料10,440円と、カセットコンロ一式10,170円。この2つで全体の44%です。ただしコンロ本体6,990円は、鍋物用に1台ある家庭も多い品目です。持っているなら39,439円まで下がります。
一度に出せないなら順番があります。飲料水3,997円・非常用トイレ4,980円・明かり3,242円の3つで12,219円。ここまで置くと、断水と停電にはひととおり形がつきます。
1週間分にするといくらか。農林水産省の家庭備蓄の資料は「最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましい」としています。日数に比例して増えるのは水・食料・トイレ・ボンベの4つで、1週間分の合計は73,467円。3日分との差は27,038円です。窓や玄関まわりの道具は日数では増えません。
金額のいちばん大きい食料と、いちばん先に要る飲料水は、この3点で組みました。水は12本ケース(24L)に6本ケース(12L)を足して36L、食料は12食セットを3つで36食です。
尾西食品 携帯おにぎり 4種×3個 12食セット(5年保存・アルファ米)
3,480円(2026年8月18日時点・送料込)/36食にするなら3セットで10,440円。1食42g・151kcalなので、これは主食だけの量です
この36食は、主食だけの数字です。上の携帯おにぎりはメーカーの公表値で1食42g・151kcal。36食すべてを食べても5,436kcalで、4人3日で割ると1人1日あたり約453kcalにしかなりません。おにぎり3個ぶんの熱量です。成人が1日に必要とする量には遠く届かないので、缶詰・レトルトのおかず、汁物、菓子などを別に足してください。この記事の10,440円は、その主食36食ぶんの金額です。
アルファ米というのは、炊いたごはんを乾燥させたもので、お湯か水を注いで戻して食べます。火を使わずに水だけでも戻せるのが、非常食として選ばれる理由です。
水は2種類を足していますが、1本あたりの単価は違います。12本ケースが約207円、6本ケースが253円で、6本のほうが1本あたり46円高い。それでもこの組み方にしているのは、12本ケースだけで36Lに届かせようとすると2ケース48L・4,958円になり、36Lちょうどの3,997円より961円高くつくからです。単価の安いほうを選ぶより、必要量に近づけるほうが安く済むという例です。
上の3点はいずれも5年保存の表示です。商品名の「5年保存」「10年保存」などの表記は、販売ページの表示によるもので、当サイトが検証したものではありません。保存水の保存期間は製品によって5年から15年まで幅があります。実際の期限は購入時にパッケージの表示をご確認ください。
防災グッズ9品目の価格リスト(4人家族・3日分)
9品目はこの9つです。飲料水/食料(非常食)/非常用トイレ/給水タンク/カセットコンロ本体/カセットボンベ/飛散防止フィルム/吸水土のう/明かり(ランタン+乾電池)。
金額の大きい順に並べました。バーは最も高い食料を100としたときの比率です。表が8行なのは、コンロ本体とボンベを「カセットコンロ一式」、ランタンと乾電池を「明かり」として、それぞれ1行にまとめているためです。
| 品目 | 買う量 | 金額 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 食料(非常食) | 36食 (12食×3) |
10,440円 | 22% |
| カセットコンロ一式 | 本体1台 +ボンベ12本 |
10,170円 | 22% |
| 飛散防止フィルム | 4本 (掃き出し窓1枚) |
7,120円 | 15% |
| 非常用トイレ | 80回セット1箱 | 4,980円 | 11% |
| 飲料水 | 2L×18本 (36L) |
3,997円 | 9% |
| 吸水土のう | 3枚入×2パック (6枚) |
3,300円 | 7% |
| 明かり (ランタン+乾電池) |
本体1台 +単3形20本 |
3,242円 | 7% |
| 給水タンク | 10L3個セット×2 (60L) |
3,180円 | 7% |
| 商品代金 の合計 (税込・ 送料別) |
— | 46,429円 | 100% |
価格・送料は2026年8月18日に楽天市場で確認したもので、表示はすべて税込です。9品目のうち吸水土のうの3,300円(1,650円×2パック)だけが送料別で、残りは送料込みの表示です。この46,429円は商品代金の合計で、送料は入っていません。送料はお届け先や店舗のキャンペーンで変わるので、支払い総額は購入前にカートでご確認ください。価格・在庫はいずれも変動します。なお品目別の比較記事は8月4日〜8月13日に価格を確認したもので、この記事(8月18日確認)と数字がずれている箇所があります。金額の新しいほうはこの記事です。
必要量の出しかた|水36L・トイレ60回・ボンベ約11本・電池20本・土のう4枚
金額の前に、量を決めています。数字の出どころはこうです。
| 品目 | 4人3日の 必要量 |
根拠 |
|---|---|---|
| 飲料水 | 36L (1人1日3L ×4人×3日) |
農林水産省 「大事な水、 どうやって 備えますか?」 |
| 非常用 トイレ |
60回 (1人1日5回 ×4人×3日) |
内閣府 「避難所における トイレの確保・ 管理ガイドライン」 平成28年4月 (令和6年12月改定) |
| カセット ボンベ |
約11本 (1人1週間 約6本 ×4人×3日÷7日 =10.3本を 切り上げ) |
農林水産省 「災害時に備えた 食品ストック ガイド」 を当サイトで日割り |
| 食料 (非常食) |
36食 (1人1日3食 ×4人×3日) |
当サイトの換算 (公的資料の 目安ではない) |
| 乾電池 | 単3形20本 (ランタン1台が 4本×5セットで 72時間) |
ランタンの 公称点灯時間 から換算 |
| 吸水土のう | 4枚 (玄関の間口 90cmに 横2枚を二段) |
当サイトの 吸水土のう 比較記事 (公的資料の 目安ではない) |
| 給水タンク | 36L入る容器 | 飲料水の必要量 と同じ |
この表の読み方について、先に2つ断っておきます。ひとつ、トイレの「1日5回」は避難所の運営を想定したガイドラインの数字です。原文は「排泄の回数は5回が平均的であると言われています」で、1人あたりの平均回数として書かれているため、家庭の試算にもそのまま援用しています。同ガイドラインの備蓄目標は「まずは、3日分を目標にしましょう」です。ふたつ、公的資料の数字をそのまま使っているのは飲料水とトイレの2つだけです。ボンベ約11本は農林水産省の週あたりの目安を当サイトで日割りしたもの、乾電池20本はメーカーの公称点灯時間からの換算、食料36食と吸水土のう4枚は当サイトの換算です。行によって根拠の重みが違います。
買う量は、この必要量を満たす最小の買い方に切り上げています。商品はパックやセットの単位でしか買えないからです。吸水土のうは4枚必要で3枚入しかないので2パック6枚(3,300円)、給水タンクは36L必要で10L3個セットしかないので2セット60L(3,180円)、トイレは60回必要で80回セット1箱(4,980円)、ボンベは約11本必要で12本セット1つ(3,180円)。足りない側に丸めた品目はありません。
ただし、余裕があるという意味ではない品目が2つあります。ひとつは乾電池で、必要量20本に対して買うのも20本、ちょうどです。下の「乾電池とランタン」で書くとおり銘柄や気温で下振れするので、ここは数本の余裕を見てください。もうひとつは吸水土のうで、4枚というのは玄関の間口90cmを塞ぐぶんだけの枚数です。当サイトの吸水土のう比較記事は家庭用の目安として10枚前後を挙げており、掃き出し窓や勝手口にも並べるならこの2.5倍が要ります。
飛散防止フィルムだけは、この数え方に乗りません。必要な量が人数や日数ではなく、家ごとの窓の枚数で決まるからです。ここでは掃き出し窓(ベランダや庭に出る、床まである大きな窓)1枚ぶん(46cm幅を4本・7,120円)を標準として置いています。掃き出し窓が2枚ある家なら14,240円、腰高窓1枚だけなら1,780円です。自分の家の窓を数えて置き換えてください。
アルファ米の調理に使う水は、この36Lの内側です。上で選んだ尾西食品の携帯おにぎりは1食あたりの注水量が最大約67ml(販売ページの表示による。五目おこわは約59ml)で、36食では約2.4Lになります。農林水産省の1人1日3Lは「飲料用と調理用だけで一人当たり1日3リットルの水が必要と言われており」という書き方で、もともと調理の水を含んだ数字です。2.4Lはその内側なので、別に買い足す必要はありません。
ただし、この3Lには「湯せん、食品や食器を洗ったりする水は別途必要です」という注記が付いています。アルファ米は袋に注水してそのまま食べるので36Lで足りますが、レトルトを湯せんする、パスタを茹でる、食器を洗うといった使い方に変えるなら、その水は36Lの外側です。下の「どこを削れるか」でローリングストックをすすめていますが、そちらに寄せるなら水も足してください。
道具7品目は比較済み、水と食料は相場から置いた概算です
この46,429円は、性格の違う2つの数字を足したものです。ここは分けて読んでください。
道具7品目(31,992円)は、当サイトが品目ごとに4〜6点を並べて選んだものです。1枚あたり・1本あたり・1回あたりの単価に直し、送料込みか別かを判定したうえで選んでいます。各品目の比較記事から選定の過程を読めます。
飲料水と食料(14,437円)には、まだ比較記事がありません。楽天市場で実際に売られている価格から、標準的な水準として置いた概算です。水は2L×12本(24L)2,479円に6本ケース(12L)1,518円を足して36L、食料は長期保存のおにぎり12食3,480円を3セットで36食、という組み方をしています。ここは今後、他の品目と同じように比較して置き換えます。
この記事が確かめたことと、確かめていないこと
数字の出どころをはっきりさせておきます。確かめたのは、価格・送料の区分・必要量の出典・スペックの公表値です。価格と送料込みかどうかは2026年8月18日に楽天ウェブサービス経由で全品目を取り直し、必要量の根拠は農林水産省・内閣府の原文に当たって、記事の書き方が原文より強くなっていないかを確認しています。カセットコンロの2.3kW・本体約1.6kg・ケース込み約2.5kgといった数値も、メーカーの公表値と突き合わせています。
確かめていないのは、実際に使った結果です。ランタンの公称17時間を自分で点灯させて測ってはいませんし、非常用トイレの凝固剤を使ってもいません。保存水の期限が表示どおりかも検証していません。この記事は「公開されている数字を突き合わせて積み上げたもの」であって、実地の使用記録ではありません。そこは他の資料で補ってください。
そして、食料はこの記事がいちばん割り切っている品目です。36食という数え方は1日3食から出した食数で、熱量では組んでいません。実際に計算すると、選んだ携帯おにぎりは1食151kcalなので36食で5,436kcal、1人1日あたり約453kcalです。主食としては3食ぶんですが、1日に必要な熱量には届きません。この記事の10,440円は「主食36食の金額」であって、「4人が3日食べていける金額」ではありません。おかずを足すぶんは、ここに乗ります。
食料は、金額をいちばん動かせる項目でもあります。ふだん食べているレトルトや缶詰を多めに買って使った分だけ買い足す方法にすれば、専用の長期保存食より安く済みます。10,440円は「全部を5年保存の非常食でそろえた場合」の額だと考えてください。
防災グッズを買う優先順位|何から買うかは代わりを用意しにくい順
金額の安い順ではなく、無いときに家の中で代わりを用意しにくい順に並べました。
- 飲料水 3,997円。断水すると最初に困ります。給水所が開設されれば受け取れますが、開設の時期は被害の状況によります。手元に3日分あるかどうかで、最初の数日の動き方が変わります。
- 非常用トイレ 4,980円。ポリ袋と新聞紙で代用はできますが、量と衛生の面で長くは続きません。集合住宅では、排水管の無事が確認できるまで流せないこともあります。
- 明かり(ランタン+乾電池)3,242円。停電の夜の照明です。スマホのライトで代用すると、連絡手段の電池を照明で使うことになります。
- 食料 10,440円。3日分なら家にある食品でしのげる家庭も多いので、この位置にしています。1週間分を考え始めると順位は上がります。
- 給水タンク 3,180円。備蓄した水を使い切ったあと、給水車から受け取るための容器です。3日を超えて断水が続くときに効いてきます。給水タンクを満水時の重さと単価で比べた記事のとおり、20Lは満水で20kgを超えるので、10Lで数をそろえるほうが運べます。
- カセットコンロ一式 10,170円。温かいものを作る手段です。本体を持っているならボンベだけの3,180円になり、順位は上がります。
- 飛散防止フィルム 7,120円。台風が来てからでは貼れません。予報が出る前の、天気のいい日にやる作業です。
- 吸水土のう 3,300円。膨らませるにも並べるにも時間が要るので、これも直前では間に合いません。
1番目から3番目までの3つで12,219円。最低限をどこに引くかと言われれば、ここです。1位の飲料水は上の章にカードを置いています。2位と3位はこの3点です。
凝固剤というのは、便器にかぶせた袋の中で排泄物を固めて、水分とにおいを抑える粉です。この商品は袋と凝固剤がセットになっています。使ったあとは袋の口をしっかり縛って密閉し、屋外の直射日光の当たらない場所にまとめて保管したうえで、処分はお住まいの自治体の指示に従ってください。4人3日ぶんで60回になるので、置き場所も先に決めておいてください。断水中は手を洗えないので、アルコールの手指消毒剤かウェットシートを一緒に置いておくことをおすすめします。
商品名の「日本製」「15年保存」は販売ページの表示によるもので、当サイトが検証したものではありません。実際の保存期間は購入時にパッケージの表示をご確認ください。
「72時間ぶん」はメーカー公称の点灯時間(昼白色・強モードで約17時間)からの換算です。電池の銘柄や気温で下振れします。特に寒い場所ではアルカリ乾電池の出力が落ちるので、20本ぴったりで足りるという前提に寄りかからず、数本の余裕を見ておくことをおすすめします。乾電池の750円は、この商品が送料込みで表示されている価格です(2026年8月18日時点)。
5位の給水タンクは、備蓄した水を使い切ったあとに効いてきます。36Lを運ぶには10L3個セットを2つ(6個・60L)で、必要量より多い側に振れています。3個単位でしか売っていないためです。すでに10Lの容器を4個持っているなら40Lで足りるので、買い足す必要はありません。
給水車から受け取った水は、備蓄した保存水とは扱いが違います。時間が経つと消毒の効果が薄れるので、飲む分はその日のうちに使い切ってください。直射日光の当たる場所に置かない、容器の口に直接口をつけない、使う前に容器を洗っておく——このあたりは、給水を受けるときにお住まいの水道局や自治体が案内します。その案内を優先してください。
予算1万円・2万円・3万円・5万円で、どこまで買えるか
一度に46,429円を出せるとは限りません。下は、上の優先順位のとおりに、上から順に積んだ場合の到達点です。順番を飛ばしていません。
| 予算 | 買い足すもの | 累計 |
|---|---|---|
| 1万円 | 飲料水36L 3,997円 非常用トイレ 4,980円 |
8,977円 |
| 2万円 | +明かり (ランタン+電池) 3,242円 順番を守るとここまで。 |
12,219円 (埋めた場合 18,699円) |
| 3万円 | +食料36食 10,440円 +給水タンク 3,180円 |
25,839円 |
| 5万円 | +カセットコンロ一式 10,170円 +飛散防止フィルム 7,120円 +吸水土のう 3,300円 |
46,429円 |
2万円の段が12,219円で止まるのは、次に来る食料が10,440円で、足すと22,659円になって2万円を超えるからです。優先順位を守ると、2万円で買えるのはここまでという意味の数字です。順番より金額の埋まり具合を優先するなら、先に給水タンクと吸水土のうを入れて18,699円まで積む手もあります。
表の金額はいずれも商品代金の合計(2026年8月18日時点・税込)で、送料は含みません。9品目のうち吸水土のうだけが送料別です。
最低限の線は12,219円です。飲料水・非常用トイレ・明かりの3つ。1万円の段の8,977円は水とトイレだけで、明かりがまだ入っていません。こちらは「予算1万円ならここまで届く」という到達点であって、最低限の線ではありません。
乾電池とランタンは、別々に予算を立てると二重に払う
品目を横に並べて初めて出る数字が、ひとつあります。
乾電池式のランタンを選ぶと、乾電池は独立した品目ではなくランタンの燃料になります。乾電池式LEDランタン4台を停電72時間分の電池代で比べた記事で1位にしたジェントス EX-334Dは単3形を4本使い、昼白色・強モードで連続点灯した場合、メーカー公称の点灯時間は約17時間です。72時間ぶんでは5セット=20本かかります。
この「約17時間」はANSI FL1 Standardという規格に沿った表示で、メーカーの説明によれば新しい電池を入れて連続点灯させ、初期の明るさの10%になるまでの時間です。17時間ずっと同じ明るさが続くという意味ではありません。実際には、後半になるほど暗くなります。
一方、単3アルカリ乾電池6パックを送料込みの1本単価で比べた記事で1位にした富士通ロングライフプラスは、単3形20本で750円(送料込)です。数がちょうど一致します。
つまりこの2品目に別々の予算は要りません。ランタン本体2,492円と電池750円で3,242円です。
ランタンの比較記事では、機種をまたいで電池代を比べるために単3形を1本40円の概算として計算しており、20本では800円になります。この記事の750円は、乾電池の比較記事が1位にしたのと同じ商品(富士通ロングライフプラス20本パック)の実売価格です。50円の差は、概算の単価で置いたか実売価格を当てたかの違いによるものです。
またこれは連続点灯の想定です。同じ機種でも弱モード(公称約100時間)なら4本で72時間もちますし、夜だけ数時間の使い方なら電池はもっと少なくて済みます。ここでは「強モードでつけっぱなし」という重いほうの条件で見積もっています。
ランタンは1台か2台か|この記事は1台で積んでいます
4人家族なら、本当は2台あったほうがいい品目です。居間に1台だけ置くと、廊下やトイレへ行くたびに持ち歩くことになり、そのあいだ居間が暗くなります。
それでもこの記事の46,429円は1台での金額にしています。2台目を足すと本体2,492円と電池20本750円でもう一組、合計6,484円になり、9品目の合計は49,671円です。優先順位でいえば、2台目は「最低限の3つ」より後、食料や給水タンクと同じ列に並びます。まず1台。予算が2台目に届くなら足す、という順番でかまいません。
防災備蓄を1週間分にするといくら?73,467円(3日分+27,038円)
農林水産省の家庭備蓄の資料は「最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましい」としています。3日分から延ばすと、増えるのは日数に比例する4品目だけです。
| 品目 | 3日分 | 1週間分 | 差 |
|---|---|---|---|
| 食料 | 10,440円 (36食) |
24,360円 (84食) |
+13,920円 |
| 飲料水 | 3,997円 (36L) |
8,955円 (84L) |
+4,958円 |
| 非常用 トイレ |
4,980円 (必要60回・ 80回セット 1箱) |
9,960円 (必要140回・ 80回セット 2箱) |
+4,980円 |
| カセット ボンベ |
3,180円 (必要約11本・ 12本セット 1つ) |
6,360円 (必要24本・ 12本セット 2つ) |
+3,180円 |
| 残り (コンロ本体・ 窓・玄関・ 明かり・ タンク) |
23,832円 | 23,832円 | 0円 |
| 合計 | 46,429円 | 73,467円 | +27,038円 |
ボンベは農林水産省の目安(1人1週間あたり約6本)から4人で24本になり、12本セット1つでは足りません。トイレは4人1週間で140回必要になり、80回セット1箱では足りません。どちらも「1箱では足りず2箱になる」という増え方です。非常用トイレを1回あたりの単価で比べた記事とカセットコンロとボンベを1本あたりの燃焼時間で比べた記事に、必要数の出し方を書いています。
一方、飛散防止フィルム・吸水土のう・給水タンク・ランタン本体・コンロ本体は、日数が延びても増えません。窓の枚数や玄関の間口で決まる費用だからです。
ボンベは、使うこんろに適合した専用品を使ってください。メーカーや形が同じに見えても、こんろごとに指定されたボンベがあります。適合しないボンベを使うと、ガス漏れや異常燃焼のおそれがあります。本体とボンベを別々に買う場合はとくに、こんろの取扱説明書に書かれた適合品かどうかを確認してください。
保管:直射日光の当たらない、風通しのよい場所に置いてください。日本ガス石油機器工業会は、40度以上になる車内などに置かないよう案内しています。こんろの上や下にまとめて置かないこと。使用期限は製造から約7年が目安です(岩谷産業の案内による)。
使用時:屋内で使う場合も必ず換気してください。締め切った室内や車の中で使うと、一酸化炭素中毒のおそれがあります。また、こんろに対して大きすぎる鍋や鉄板を使う、こんろを2台以上並べて置くといった使い方は、ボンベが過熱して破裂するおそれがあります(製品評価技術基盤機構(NITE)の注意喚起)。使い方は必ず製品の取扱説明書に従ってください。
古いボンベの捨て方:期限を確認すると、使い切っていないボンベが出てきます。火気のない、風通しのよい屋外で使い切ってから、お住まいの自治体の指示に従って出してください。屋内でガス抜きをしないこと。中身の残ったボンベの誤った廃棄は火災の原因になると、東京消防庁が注意喚起しています。
防災グッズの費用はどこを削れるか|安く買う方法と代用の限界
金額の大きい順に並べると、上位3つ(食料・カセットコンロ一式・飛散防止フィルム)で全体の60%です。ここに触らずに1万円を削るのは難しい、というのが構造です。削り方は3つあります。安い商品に替える、買う量を減らす、買わずに代用する。順に見ていきます。
1. 非常食・食料(10,440円)|ローリングストックなら3,200〜5,000円下がる
10,440円は、36食すべてを5年保存の非常食でそろえた場合の額です。1食あたり290円になります。
レトルトごはん・缶詰・パスタなど、ふだん食べているものを少し多めに買って、使った分だけ買い足す方法(ローリングストック)にすれば、単価は下がります。スーパーの常備品で組むと1食150〜200円ほどが目安で、36食なら5,400〜7,200円。専用の非常食との差は3,200〜5,000円ほどです。ただしこの金額は一般的な相場からの概算で、当サイトが商品を並べて比較した数字ではありません。
ただし賞味期限が短いので、入れ替えの手間が要ります。期限の管理を自分でやる代わりに安くする、という交換だと考えてください。買ったまま5年置ける非常食との差は、金額ではなくそこです。
水にも同じ手が使えます。ふだん飲んでいる2Lのミネラルウォーターを多めに置いて、古いものから飲んで買い足していく形です。保存水(5年〜15年)より単価は安くなりますが、賞味期限が1〜2年なので、こちらも入れ替えが要ります。36L=18本を回すことになるので、置き場所も先に決めておいてください。
2. カセットコンロ本体(6,990円)|持っているなら丸ごと不要
9品目でいちばん「もう家にあるかもしれない」品目です。鍋物用に1台あるなら、買い足すのはボンベ3,180円だけで、合計は39,439円になります。持っていない場合は削りにくい項目です。停電すると電気の調理器具が全部止まるためです。
2.3kW・本体約1.6kg・ケース込み約2.5kgはメーカーの公表値で、当サイトが実機を計測したものではありません。このこんろに適合したボンベを使ってください。カセットコンロの比較記事では、風防ユニットを備える構造から、風に強い機種としてこれを1位にしています。屋外や風のある場所を想定しないなら、同じ比較で最安だったアイリスオーヤマ IGC-E1が3,300円で、ここを差し替えると合計は3,690円下がって42,739円になります。
なおこのタフまるJr.は最高出力2.3kWで、3.5kW級のこんろよりボンベ1本の持ちは長くなります。ただし同じ調理をするなら要る熱量は変わらないので、必要本数が減る根拠にはなりません。この記事は農林水産省の目安から出した約11本を採り、12本セットで積んでいます。同じ品番には3本パックの扱いもあるので、家に何本かあるなら不足分だけ買い足す形でもかまいません。
3. 飛散防止フィルム(7,120円)|窓の大きさで決まる
これは家族の人数ではなくどの窓に貼るかで決まる費用です。7,120円は幅170cm・高さ180cmの掃き出し窓1枚ぶん(46cm幅を4本)。腰高窓(幅90cm)なら1本を半分に切って2枚取れるので1,780円で済みます。掃き出し窓が2枚ある家なら14,240円です。飛散防止フィルムを窓1枚あたりの合計で比べた記事に窓のサイズ別の計算があります。
なお同じ製品でも、大判2本より小判4本のほうが660円安く付くことは元記事で確かめています。フィルムはガラスが割れたときの飛散を抑えるもので、飛来物による破損そのものを防ぐものではありません。雨戸やシャッターのある窓は、そちらを閉めるほうが先です。暴風のあいだは、窓のある部屋から離れて過ごしてください。フィルムを貼っていても、それがいちばん確実です。
比較記事がこの製品を1位にしたのは、価格ではなく貼れる窓の種類が広いからです。販売ページで網入りガラス・ペアガラス・Low-E複層ガラスへの対応が明記されています。掃き出し窓1枚あたりの金額でいちばん安かったのはアイリスオーヤマのHBF-9618Nで5,082円でしたが、こちらは販売ページに、線入りガラス・二重ガラス・熱線吸収ガラスには使用しないよう注記があります。透明な1枚ガラスの窓だけなら、ここを差し替えて合計は2,038円下がり44,391円になります。先に自分の家の窓がどの種類かを確かめてください。
4. 吸水土のう(3,300円)|浸水の想定が無ければ優先度は下がる
浸水の想定がない立地なら、優先度は下がります。ハザードマップで浸水想定区域に入っているか、玄関が道路より低いかで判断が分かれます。ただし想定区域の外でも、短時間の大雨で下水が追いつかない内水氾濫は起こりえます。吸水土のうを1枚あたりの単価と吸水量で比べた記事に必要枚数の決め方を書いています。
吸水土のうで止められる水の高さには限りがあります。並べた高さを超えれば水は乗り越えますし、隙間からも入ります。防げるのは、道路から流れ込む浅い水を遅らせるところまでです。水が上がり始めたら屋外での作業はやめて、上の階か高い場所へ移ってください。並べる作業は、雨が強くなる前に済ませるものです。浸水の深さの想定は、お住まいの自治体のハザードマップと避難情報を優先してください。
9品目のうち、送料が別なのはこれだけです。2パック3,300円に送料が加わるので、支払い総額はカートでご確認ください。なおここでは玄関の間口90cmを塞ぐ4枚で置いていますが、比較記事では家庭用の目安として10枚前後を挙げています。掃き出し窓や勝手口にも並べるならその枚数になり、4パック12枚で6,600円、合計は3,300円上がって49,729円です。
5. 0円〜数千円で代用する方法と、その限界
買わずに済ませる手もあります。ただし、どれもあくまで応急の手段で、市販品と同じようには使えません。量が読めない、衛生が保てない、繰り返し使えない、といった差があります。0円ではない代用もあります。
- 非常用トイレ(市販4,980円)
- ポリ袋を二重にし、新聞紙やペットシーツを敷く(数百円)。凝固剤が無いぶん、においと水分の処理が続きません。使う回数が増えるほど市販品との差が開きます。使用後は袋の口をしっかり縛って密閉し、屋外の直射日光の当たらない場所にまとめて保管したうえで、処分はお住まいの自治体の指示に従ってください。水が使えない状況では手を洗えないので、アルコールの手指消毒剤やウェットシートを一緒に置いておいてください。凝固剤だけを買い足す手もあります(比較記事の1位は1回37円で、60回なら2,220円。袋は別に用意します)。
- 給水タンク(市販3,180円)
- 洗った2Lペットボトル(0円)。生活用水は浴槽に水を張っておく(0円)。浴槽に水を張る方法は、小さなお子さんのいるご家庭では注意が要ります。消費者庁は家庭内での子どもの溺水事故について、入浴後は浴槽の水を抜くことなどを呼びかけています。ためておく場合は、浴室を施錠する、水量を減らすなどの配慮をしてください。
- 吸水土のう(市販3,300円)
- ビニール袋(ごみ袋)を二重にして水を入れた「水のう」(0円)。水のうは浸水を完全に防ぐものではありません。効きどころは、流し台や風呂の排水口・トイレからの下水の逆流を抑えることと、出入り口に並べて水の侵入を遅らせることです。作るのも並べるのも、雨が強くなる前に済ませてください。水が出てからの屋外での作業は危険です。大田区防災ポータルは、袋に入れる水は持ち運べる程度とし、段ボール箱に入れて、出入り口などの水の侵入部にすき間なく並べる方法を案内しています。お住まいの自治体の案内もあわせてご確認ください。
- 飛散防止フィルム(市販7,120円)
- 雨戸やシャッターがあれば閉める(0円)。養生テープはフィルムの代わりにはなりません。ガラスに貼っても飛散を抑える効果は限定的で、飛来物による破損を防ぐものでもありません。いちばん確実なのは、暴風のあいだ窓のある部屋から離れていることです。
- 明かり(市販3,242円)
- 手持ちの懐中電灯があれば0円。無ければ、両手を空けられるヘッドライトで1,000円台から。据え置きの明かりが無いと部屋全体は照らせないので、長く使うほど不便になります。
この代替をすべて使うと、買うのは食料10,440円・カセットコンロ一式10,170円・飲料水3,997円の3つで24,607円になります。ただしこれは代用そのものの費用を入れていない数字です。トイレの袋類が数百円、据え置きの明かりが1つも無ければヘッドライトが1,000円台。合わせると実際には26,000円前後が現実的な線です。46,429円からは2万円ほど落ちますが、落ちたぶんは上に書いた確実性の差に置き換わっています。数字だけを見て決めないでください。
家の条件でまるごと落ちる品目もあります。マンションの上階などで浸水の想定がなく、全部の窓に雨戸やシャッターがあるなら、飛散防止フィルム7,120円と吸水土のう3,300円は要りません。その場合の合計は36,009円です。この2つで9品目の合計の22%を占めています。
ここに挙げた代用は、窓や浸水など身体に及ぶ場面を含みます。本記事は公開情報を整理した参考情報であり、防災の専門家による助言ではありません。実際の判断は、お住まいの自治体の案内とハザードマップを優先してください。
市販の防災セットと比べるとどうか|中身が足りているかの物差し
「防災セット」で検索すると、4人用のセットが1万円台から3万円前後で並びます。この記事の必要量は、その中身が足りているかを確かめる物差しになります。2026年8月18日に楽天市場で確認した3点を、必要量と並べました。
| 品目 | 必要量 4人3日 (在宅) |
防災 204点セット 29,800円 |
非常食 36食セット 13,800〜 15,800円 |
|---|---|---|---|
| 飲料水 | 36L | 5年保存水 2L×2本 =4L |
商品名に 「10年 保存水付」 (15,800円 のもの) |
| 食料 | 36食 | 缶入り 非常食6缶 +マジック ライス3食 |
36食 |
| 非常用 トイレ |
60回 | 凝固剤 8回分 |
— |
| そのほか | — | リュック・ 寝袋・ ヘルメット・ ラジオ・ レイン コートなど |
— |
比べた3点は、楽天市場で「防災セット 4人用」「非常食セット 4人 3日」として売られている次の商品です。防災204点セット(29,800円)/非常食セット36食(13,800円)/同・10年保存水付(15,800円)。中身は2026年8月18日時点の販売ページの表示を読み取ったもので、当サイトが現物を数えたものではありません。内容・価格は変更される場合があります。
数字が食い違うのは、想定している場面が違うからです。204点セットは販売ページのとおりリュックに入れて持ち出す非常用持ち出し袋です。背負って歩ける重さが上限なので、水36L(36kg)は最初から入りません。寝袋・ヘルメット・レインコートが入っているのも、避難する場面を想定しているからです。
つまりこの記事と市販セットは競合しません。持ち出し袋はセットで買うのが早く、在宅備蓄は必要量から積むほうが確実です。両方そろえるなら、セットを買ったうえで、この記事の必要量との差——とくに水とトイレ——を家に足すことになります。
非常食だけのセット(13,800〜15,800円)は、食料36食という必要量をそのまま満たします。この記事の食料10,440円と食数では並びます。ただし1食あたりの量は商品によって違い、この記事が選んだ携帯おにぎりは1食42gです。金額で比べるときは、1食が何gで何kcalかも見てください。
この9品目に入れなかったもの(と理由)|乳幼児・高齢者・ペットがいる家庭へ
防災の持ち物リストには、9品目に無いものも並びます。外したのは、4人家族の3日分として量が計算できるものだけで積んだからです。入っていない主なものと、その理由を書いておきます。
- 乳幼児のいる家庭
- 粉ミルクまたは液体ミルク、哺乳瓶(または使い捨ての乳首)、紙おむつ、おしりふき、離乳食。どれも月齢で必要量がまるごと変わるので、標準の金額を置けません。おむつなら1日の交換回数×3日、ミルクなら1日の授乳量×3日で、ふだんの消費ペースから逆算するのがいちばん確実です。断水すると哺乳瓶を洗えないので、液体ミルクと使い捨ての乳首は在宅備蓄と相性がいい組み合わせです。
- 高齢の家族がいる家庭
- 常用薬の予備、お薬手帳の写し、入れ歯の洗浄剤、大人用紙おむつ、やわらかい食事。薬は家庭ごとに中身が違い、市販品で置き換えられません。いま何をどれだけ飲んでいるかを書き出しておくことが、金額をかけずにできるいちばん大きな備えです。停電で医療機器を使っている場合は、電源の確保をかかりつけ医と先に相談してください。
- ペットのいる家庭
- フード3日分、水、常備薬、トイレ用品(猫砂・ペットシーツ)、キャリーケース。ペットの水と食料は、上の36L・36食には入っていません。体重と種類で必要量が変わるので、ふだんの1日量×3日で足してください。キャリーケースは、避難することになったときに要ります。
- 家具の固定
- 突っ張り棒や転倒防止マット。備蓄ではなく工事に近いので、この9品目には入れていません。ただし優先度は低くありません。倒れた家具でけがをすれば、備蓄した水も食料も使えなくなります。数千円で始められるので、備蓄と並行して進めてください。
- モバイルバッテリー
- 連絡と情報の生命線ですが、必要な容量は端末と使い方で決まり、4人家族の3日分として一つの数字を出せません。すでに持っている家庭も多い品目です。手持ちがあるなら、買い足すより満充電の状態を保っておくほうが先です。
- 携帯ラジオ
- 停電と通信障害が重なったときの情報源です。1台あればよく、人数や日数で増えないので、積み上げの金額には乗りません。上の204点セットのように、ラジオ付きのライトを持ち出し袋で持つ形もあります。
- 救急セット・常備薬
- 常備薬や持病の薬は家庭ごとに中身が違い、標準の金額を置けません。市販の救急セットをそろえるより、ふだん飲んでいる薬の予備を切らさないほうが実質的です。
- 衛生用品(トイレットペーパー・ウェットシート・マスクなど)
- ふだんの買い置きと地続きで、防災用に別枠で買う品目ではありません。多めに置いて使った分を足す形が向いています。生理用品も同じ枠です。断水中は替える回数が増えることを見て、ふだんより多めに置いてください。
- 現金
- 停電するとカードも電子マネーも使えません。いくら持つかは各家庭の判断になるので、リストには入れていません。小銭を含めて用意しておくと役に立ちます。
いずれも「要らない」という意味ではありません。4人家族の3日分として一つの金額を出せないものを外した、という区分です。
置き場所についても一言。水36Lは2Lボトル18本、食料36食も箱にすると相応の体積になります。マンションなら押し入れの下段や玄関の収納、戸建てなら床下収納が候補です。1か所にまとめず、水だけは2か所に分けておくと、家の一部が使えなくなったときに全部を失わずに済みます。
手持ちがこれ以上あれば、買い足さなくていい量|期限の目安つき
すでに何か持っている場合の物差しです。左の量を満たしていれば、その品目は買い足さずに済みます。
| 品目 | 4人3日の 必要量 |
期限の目安 |
|---|---|---|
| 飲料水 | 36L (2Lボトル 18本) |
製品の表示による。 保存水は5年から 15年まで幅がある |
| 食料 (非常食) |
36食 | 商品の表示による |
| 非常用 トイレ |
60回分 | 商品の表示による |
| 給水タンク | 36L入る容器 (10Lなら4個で 足ります) |
— |
| 乾電池 | 単3形20本 (昼白色・強モードで 連続点灯の場合) |
パッケージの 使用推奨期限 |
| カセット ボンベ |
約11本 | 製造から約7年 (岩谷産業の 案内による) |
| カセット コンロ本体 |
1台 | 約10年 (農林水産省の 資料による) |
| ランタン | 1台 (4人なら 2台あると楽) |
— |
| 飛散防止 フィルム |
貼りたい窓の 面積ぶん |
製品による |
| 吸水土のう | 4枚 (玄関の間口 90cm) |
製品による |
給水タンクだけ、買う量とこの表の数が違います。買う場合は3個セット単位なので2セット6個(60L)になりますが、手持ちで数えるなら10L×4個の40Lで足ります。
いちばん見落としやすいのはカセットボンベの製造年です。何年か前に買ったまま置いてあるなら、まず日付を見てください。こんろ本体にも寿命があります。農林水産省の資料は約10年を目安として挙げています。
買い物リスト|9品目・46,429円をそのまま持っていく
ここまでの9品目を、買う順に1つの表にまとめました。上から3つ(12,219円)が最低限の線です。
| 順 | 買うもの | 金額 |
|---|---|---|
| 1 | 長期保存水 2L×12本+2L×6本 (合わせて36L) |
3,997円 |
| 2 | 簡易トイレ 80回セット (1箱) |
4,980円 |
| 3 | ジェントス EX-334D +富士通 単3形20本 |
3,242円 |
| 4 | 尾西 携帯 おにぎり12食×3 (36食) |
10,440円 |
| 5 | ウォーター タンク10L3個×2 (60L) |
3,180円 |
| 6 | イワタニ タフまるJr. +CB-250-OR 12本 |
10,170円 |
| 7 | 飛散防止フィルム BGHJ-4601×4 (掃き出し窓1枚) |
7,120円 |
| 8 | 吸水土のう 3枚入×2 (6枚・送料別) |
3,300円 |
| 商品代金の合計 | 46,429円 | |
価格は2026年8月18日時点・税込。8番の吸水土のうだけ送料が別です。ほかは送料込みの表示ですが、送料はお届け先や店舗のキャンペーンで変わるので、支払い総額は購入前にカートでご確認ください。飛散防止フィルムの本数は、貼る窓の大きさに合わせて数え直してください。
防災グッズの費用に関するよくある質問
防災グッズは4人家族でいくらかかりますか
当サイトが品目ごとに選んだ商品で積み上げると、4人家族の3日分が46,429円、1週間分が73,467円でした(2026年8月18日時点の楽天市場の価格・税込・商品代金の合計で、送料は含みません)。内訳は道具7品目31,992円、飲料水36L 3,997円、食料36食10,440円です。公的な資料が目安として示しているのは水1人1日3Lなどの必要量であって金額ではありません。商品の選び方で合計は変わります。
これは家にとどまるための在宅備蓄の金額です。避難所へ持ち出す非常用持ち出し袋とは、必要な量が違います。
最低限だけそろえるなら、いくらですか
飲料水(3,997円)・非常用トイレ(4,980円)・明かり(ランタン+乾電池3,242円)の3つで12,219円です。この3つは、断水と停電が同時に来たときに、家の中で代わりを用意しにくい順の上位3つです。
予算が1万円なら、飲料水と非常用トイレの2つで8,977円まで届きます。ここに明かりを足すと12,219円です。
非常食は4人家族で何食・いくら必要ですか
1人1日3食で数えて、4人3日なら36食です。5年保存のアルファ米(12食セット3,480円)を3セットで10,440円、1食あたり290円になります(2026年8月18日時点・税込)。この36食という数え方は当サイトの換算で、公的資料が示している目安ではありません。
レトルトごはんや缶詰を多めに買って使った分だけ買い足すローリングストックなら、1食150〜200円ほどが目安で、36食なら5,400〜7,200円。専用の非常食との差は3,200〜5,000円ほどです(一般的な相場からの概算で、当サイトが比較した数字ではありません)。そのかわり賞味期限が短いので、入れ替えの手間が要ります。
3人家族や2人暮らしだと、いくらになりますか
3人家族は46,429円で、4人と同額です。2人暮らしは41,431円になります。人数に比例するのは飲料水・食料・非常用トイレ・カセットボンベの4つですが、どれも箱やパックの単位でしか買えないため、人数が減っても同じ1箱・1セットになる品目が多いからです。
3人が4人と同額になるのは、水36L(27L必要でも同じ組み合わせ)・食料36食(27食必要でも12食セット3つ)・トイレ80回セット1箱・ボンベ12本セット1つが、いずれも4人のときと変わらないためです。2人だと食料が12食セット2つ(6,960円)、水が12本ケース1つ(2,479円)で足りるので、そのぶん下がります。人数で増えない23,832円(コンロ本体・飛散防止フィルム・吸水土のう・明かり・給水タンク)はどの世帯人数でも共通です。
乳幼児や高齢者、ペットがいる家庭は何を足せばいいですか
この記事の46,429円は大人4人ぶんの量で積んでいるので、それぞれ別に足す必要があります。乳幼児には粉ミルクまたは液体ミルク・哺乳瓶・紙おむつ・おしりふき・離乳食、高齢の家族には常用薬の予備とお薬手帳の写し・大人用紙おむつ・やわらかい食事、ペットにはフードと水3日分・常備薬・トイレ用品・キャリーケースです。
いずれも月齢・持病・体重で必要量がまるごと変わるため、標準の金額を置けません。ふだんの1日あたりの消費量を3倍するのがいちばん確実です。断水すると哺乳瓶を洗えないので、液体ミルクと使い捨ての乳首は在宅備蓄と相性がいい組み合わせです。
市販の「防災セット」を買うのと、どちらが安いですか
用途が違うので、金額だけでは比べられません。市販の4人用セットは避難所へ持ち出すリュックが中心で、たとえば29,800円の204点セットに入っている水は2L×2本の4Lです(2026年8月18日時点の販売ページの表示による)。この記事が在宅の3日分として出した36Lとは、想定している場面が違います。
一方、非常食だけの4人用/3日分36食セット(13,800〜15,800円)は、この記事の食料36食10,440円と同じ枠なので金額で比べられます。セットを検討するときは、この記事の必要量(水36L・食料36食・トイレ60回)を物差しにして、足りない分を足す形が確実です。
すでにカセットコンロを持っている場合はいくらになりますか
本体6,990円を引いて39,439円です。ボンベ12本セット3,180円は備蓄として必要なので、そこは残ります。
家にあるボンベの製造年月は確認してください。岩谷産業は製造から約7年を目安として案内しています。こんろ本体のほうは、農林水産省の資料が約10年を目安として挙げています。ボンベは必ず、そのこんろに適合した専用品を使ってください。
この金額に送料は含まれていますか
含まれていません。46,429円は商品代金の合計です。9品目のうち吸水土のうの3,300円だけが送料別の表示で、残りは送料込みの表示ですが、送料はお届け先や店舗のキャンペーンで変わります。表示はすべて税込です。
支払い総額は購入前にカートでご確認ください。
まとめ:在宅備蓄の最低限3つは12,219円、9品目そろえて46,429円(2026年8月18日時点)
4人家族の3日分を9品目そろえると、商品代金の合計は46,429円、1週間分なら73,467円でした。どちらも家にとどまるための在宅備蓄の金額で、持ち出し袋とは別の話です。価格は2026年8月18日に楽天市場で確認したもので、送料は入っていません。
この積み上げで分かったことは3つです。1つ目は、金額の44%が食料とカセットコンロ一式に集まっていること。うちコンロ本体6,990円は持っている家庭も多く、その場合は39,439円まで下がります。2つ目は、乾電池とランタンに別々の予算は要らないこと。ジェントス EX-334Dを昼白色・強モードでつけっぱなしにした場合、メーカー公称の点灯時間から換算すると72時間で単3形20本。その20本が750円なので、明かりは本体と合わせて3,242円で置けます(公称値なので、銘柄や気温で下振れします)。3つ目は、3日を1週間に延ばして増えるのは水・食料・トイレ・ボンベの4品目だけで、窓や玄関まわりの道具は日数では増えないことです。
そして、順番があります。家の中で代わりを用意しにくいのは、水・トイレ・明かりの3つ。合計12,219円です。ここから置いてください。買う順に9品目を並べた表は買い物リストにあります。
品目ごとの選び方は、それぞれの記事にまとめています。明かりまわりは乾電池の1本単価を送料込みで比べた記事とLEDランタンを停電72時間分の電池代で比べた記事。水まわりは給水タンクを満水時の重さで比べた記事と非常用トイレを1回あたりの単価で比べた記事。台所はカセットコンロとボンベの燃焼時間の記事、家の守りは飛散防止フィルムを窓1枚あたりで比べた記事と吸水土のうを1枚あたりの吸水量で比べた記事です。
価格・送料・在庫は2026年8月18日に楽天市場で確認した情報です。表示はすべて税込で、記事中の合計はいずれも商品代金の合計です(送料は含みません)。価格・在庫は変動しますので、購入前に販売ページで最新の表示をご確認ください。各品目の比較は、メーカーの公表値および販売ページの公開スペックに基づくもので、運営者が実機を使用した結果ではありません。点灯時間・燃焼時間・保存期間はいずれもメーカーまたは販売ページの公称値です。商品名に含まれる「日本製」「15年保存」「5年保存」などの表記は販売ページの表示によります。必要量の目安は農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」「災害時に備えた食品ストックガイド」および内閣府「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」(平成28年4月/令和6年12月改定)に基づく参考値で、実際に必要な量は世帯の状況によって変わります。食料36食と吸水土のう4枚は公的資料の目安ではなく当サイトの換算です。本記事が扱うのは在宅備蓄で、非常用持ち出し袋とは前提が異なります。記事中の代用は応急の手段であり、市販品と同じ性能を保証するものではありません。本記事は公開情報を整理した参考情報であり、防災の専門家による助言ではありません。備蓄量や避難の判断は、お住まいの自治体の案内とハザードマップを優先してください。本記事は商品を紹介する立場で書いており、販売者ではありません。返品・保証の条件は各販売ページの記載に従います。あわせて免責事項をご覧ください。
商品の価格と送料区分の取得には楽天ウェブサービスを利用しています。商品画像は楽天アフィリエイトのリンク作成ページから取得し、当サイトで配信しています。










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